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スペクタル!あっぱれ!愛媛マラソンは魅力にあふれている。

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おはようございます。クレストデジタルズ渡部です。

週末2月7日(日)は、愛媛の県民的行事になった「愛媛マラソン」が行われた。
  

 松山城を見上げる公園にあつまるランナー1万293人。天守閣から城主加藤嘉明がいれば何を思っただろうと、考える。豪傑な人物だったので「励め」と言うのか、「あっぱれ」と言ってくれるのか、満足度日本一の愛媛マラソンを開催する家臣になんと声をかけたであろう。「それにしてもこの愛媛マラソンの団結力は素晴らしゅうございます、殿」と家来は告げ、こういう。「昔、虫喰南蛮という小皿10枚の秘蔵の逸品を家臣が割った時、殿は残りの9枚もすべてわり、これで誰が粗相したのか問われんだろう。逸品であろうとも家来には代えられぬと言われました」「・・・あの時城はひとつになりました。その団結の力が今も残っているのですよ」などなど、頼もしく歓談し、ご覧いただいてあろうか・・・。

  

さてさて、小生はテレビ観戦。画面に映るスタート地点の混雑は、牛の歩みのようにノロノロしている。坊ちゃん列車の汽笛がビルに反射し唸っているようだ。熱が圧縮されてスタートから背中を押されるように走り出すランナー。年齢層も幅広で、高齢者の勇士が、いつもほほえましい。かぶり物仮装のランナーは笑顔は見えないが、マスクの下の笑顔はやる気に満ちて引き締まっているに違いない。スタート地点は、世界の中心で、愛を叫ぶで主人公のアキが病院を抜け出したロケ地の電停の場所であり、自由をもとめて駆け出すランナーに重なる。

  

このスペクタルな放送は、南海放送が地方放送局としては前例のない6時間生放送でお茶の間に届けられる。その気合いは、明治を駆け抜けた、「貧乏」を「貧乏」と感じさせない「坂の上の雲」の青年の多感さに似ていて、楽天で単純明快に爆発しているようだ。高杉晋作が奇兵隊をまえに「諸君、狂いたまえ!」その「狂」が放送の中に、たくさんあった。

  

放送マンとしての才能を発揮する舞台があるというのは、この愛媛マラソンを長年中継していた男達の魂がそこにあったからだ。実は、小生の親父も南海放送の技術部にいて、競技マラソンであったころ、テレビ中継初回から参加しその技術を伝承させてきた。電波を途絶えることのなく、中継するむずかしさの講釈を何度か聞いた。花開いた今、県庁近くの病院に入院しながら、根っからの技術畑男はベットの上では何を思っていただろうか?

  

愛媛マラソンは家族のような温かさがある。ランナーの走る姿に被さる応援愛のメッセージは、虫も殺せぬくらいの優しさで、ちょっとこそばいくらいのものが多いのだが、それもこの大会の慈愛なのだろう。その空気を盛り上げたのは、ゲストランナーの高橋尚子さんだ。

  

愛媛マラソンの難関は終盤の35kmくらいにある平田の坂で、シドニーオリンピックで言えば高橋尚子さんが、シモンとのデッドヒートを繰り広げ、勝負場所でサングラスを投げた場所にあたる。果たしてこのサングラスパフォーマンスをした人はいただろうか?そんなマニアックな事が頭をよぎるが、そんなカットがあれば面白かったにしろ、放送にはございませんでした。(笑)それでも、たぶん1万人が走れば、それをやりたい人がいるに違いない、それをやるには十分すぎる場所でもある。もしそれが撮れれば神映像でしょうが・・・まあオタッキーの戯言です。

  

シドニーオリンピックで高橋尚子さんはゴール後、小出監督を探していた、その純水のような人柄はなぜか覚えている。愛媛マラソンの優勝タイムは、和田壮平(徳島市陸協)が2時間21分0秒。高橋尚子さんはシドニーで金メダルをとり、次のマラソンで2時間19分46秒を記録する。まさにレジェンドな女性である。序盤からレースをつくり、最後は自分からスパートをかけて優勝する、圧倒的な強さが印象に残る。

  

高橋さんが「1万人とハイタッチ」と宣言。(ものマネ芸人みかんさんもハイタッチ頑張ってました。)マラソンの沿道で、高校生や、伊予の水軍太鼓の応援が繰り広げられ、子供達がハイタッチをしている。そういう空気感がすでに、あたりまえのように愛媛マラソンにはあるようだ。Qタッチ恐るべし・・。(^O^)

  

ゴール地点に三浦工業の足湯が設置され、ランナーが痛めた足の疲れをいたしていた。源泉を運んできたのでしょう、その温度が42.195度というのが面白い。なるほど、風呂の温度もそう設定できるのがあったら、これは機械としても売れそうだ。(笑)それにしても、これはあまりに嬉しすぎる、お接待だ。

  

とにもかくにも、三角にも。すばらしい、マラソン中継でした。

  

最高齢の方がインタビューで、「最高齢での出場おめでとうございます」とアナウンサーが語りかけると、ちっとも嬉しくない、そうきかれたのがむしろ不機嫌のようだった。「タイムが悪い」といいながら去った。無骨、石頭と言われそうだが、その頑固さこそが、走る原動力であることは間違いなさそうだ。

  

松山城の加藤嘉明は「これぞ、誠の志士なり」とつぶやいたであろう。

 
ランナーの皆様、関係各位の皆様お疲れ様でした。そして感謝です。

  

 今日はこんなところです。

  

投稿者プロフィール

ワタナベ マサヤス
ワタナベ マサヤスライター & IT会社経営
 人生の楽しみに旅を選択したことに、1mmの後悔もない。旅先で飲む珈琲はなんでうまいんだろう、孤独と自由が握手する。飛蚊症でブログを休んでました。再開します(^o^) 2021年4月後半~

《プロフィール》
 海外旅行150回くらい、国内旅行は何回か忘れました。(笑)お遍路四国八十八カ所結願。片足はIT会社経営、もう片足は旅行を楽しむこと!
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