ネタ帳ラボ!一期一会
2018年6月4日
ノートパソコンのキーボードのキーが剥がれてしまし、虫くい歯のような感じになってしまった。
たった1個のパーツ、いつも触るDのキーボード。いらいらが募る。こんな時に平気の平佐で、仕事はできない。修理に送って1週間かかる。しかもキーボードのユニットごと交換・・。僕は、どうも溜息橋を渡ることが増えてきている。この屁たれが、しっかりしろ。
となりで、「唐川のびわが美味しいけん、たべとおみ」と母がしれっとした顔をふりまいてから、びわをむきなきながら差し出す。「こないだ食うたけん」と言葉を渡しながら、パクつく、熟成具合がすばらしく、いきなりの少女の平手打ちをくらったような衝撃。「渡部さん、ファイト」とキラキラした少女の笑顔に会った気分になる。流石、名産品は違う。
続いて、はいどうぞと夏みかん、愛媛でいえば「だいだい」、をむいてくれた。だいだいに、ヨークルトがかかっていて、ほんのりと蜂蜜がまぶしてあり、これもしこたまうまいでござる。やはり果物は日本は世界一だと、実感させられる。
さて、6月となり、9日に誕生日を迎える。
生まれたのは松山の日赤だ。親父が南海放送で技術者だったため、万一の事故にそなえて、会社の近くの平和通りに住んでいたそうだ。玉ねぎの一番外の、薄皮のような記憶しかない。それでも、家の前に銭湯があったのと、よく病院に連れていかれた記憶だけは、残っている。
風邪をひくと、病院でお腹を辛子のついた腹帯でまかれた。僕は大好きだったお菓子の虎巻きのような恰好となり、ヒリヒリするその痛みを、えらいね、えらいねといわれ我慢したのを覚えている。ただ次がなりませぬ、なりませぬだ。おしりに、昔の水鉄砲のような筒の馬鹿でかい注射を打たれる番だ。それを僕があまりに嫌がるため、大人4人くらいでむりやり抑えつけられた。そして拷問のように、注射器をねじ込まれた。あんなでかい注射器は、あれ以来お目にかかったことはない。あれ以来、僕は注射が大の苦手だ。
さあ、人生4コーナ入り口にさしかかってきたか、屁たれにならないように走らんとね。
実家の庭には、額あじさいが綺麗にさいている、こいつは白色から七変化でいまは青からピンクに変わってきた、お馴染みのあじさいはまだ、つぼみだ。手まりあじさいは、山口百恵の薄紅のような色をたたえている。青色のペチニァや、ピンクのゼラニューム、どこかしら金属の名前のような花達もルンルンとしている。そして、玄関の入り口には紫の都わすれが、凛としてひっそりと咲いていた。
母は、お花が好きだ。母の日にカーネーションを贈ると、一日気分がよさげだ。
お花というのは、どこか見ていて愛らしい、そして愛らしいものを見ながら、宵越しまでその気分を持ち越せる術を持っているようだ。
暗愁にみちた人生をはげましてくれるものは、毎日の小さな喜びかも知れませんね。
らっきょの季節。らっきょにも負けたくない。(笑)
頑張りましょう!
今日はこんなところです。
2018年6月4日