ブログ旅するライター

久し振りにお江戸へ、そして小室哲哉さん

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先週末の早朝、松山空港。久し振りにお江戸へ・・・。

 

前日眠れなくて、ボーイング787のシートに背中を持たれたら、背が泥沼に吸い込まれるように、睡魔の底なしの泥に体がのめりこんでいく。

 

隣にいた、左手でLINEを打っていたサウスポーの女性も一寸僕より遅れながらも同時進行で眠りに落ちて行くのがわかる。こんなに肩を寄せて隣に美人が接近したのは何年ぶりで、その眠り顔を僕だけが独占して拝んでみようと不埒なことを考えた。

 

だが彼女の甘ったるい香水の匂いにつつまれると、逆に軽い眩暈に襲われて、頭の回路がショートしたように数秒で眠りこけてしまった。

 

パタリ、ブランとした時間の中で、突然床下からワイヤーを巻き上げるような音がして、目が覚めた。飛行機は既に羽田空港にレーダーで導かれるような線をなぞって、東京湾を羽田に向かい着陸態勢で滑空していた。右隣から、再び甘い匂い、そう記憶の中の抽斗にある匂い。なぜだろう、古い記憶が覚醒されていく。その香水を纏った女の顔が浮かびそうで、思い浮かばない。

 

ボーイング787のコンピューター制御された機体は微動だにゆれず最終着陸態勢にはいった。僕は機中にいるのに、まるで羽田空港の管制塔の管制官のように、787の着陸態勢の美しいフォームが手に取るようにわかる。長野オリンピックのジャンプ競技(団体)でただひとり20点満点をたたき出した、金メダルの最終滑走者、舟木選手のような、きれいな着地フォームを思い浮かべていた。

 

一月の東京の空は、青空をはにかみながら、久方ぶりに上京する僕を迎えてくれている。到着と同時に、サラリーマン軍団は上着を着こなし、シートベルトを外してもいいサイン音と同時に、一丸となり礼儀正しく、立ち上がる。フライングがない(笑)

 

こんな光景は日本にしかない。日本人のプライドここにあり。(^^)/~~~

 

荷物棚のピンクのminiスーツケースをおろして、彼女に無言で笑顔を投げた。上目遣いに僕を見た左からの笑顔は、彼女の利き顔だろうか、男をだいなしにするような魅惑の微笑みだった。

 

上京中に小室哲哉さんが、奥さんの終わりのない看護に疲れ、それを支えてくれる女性が必要になったというニュースをTVでみた。私のような民草の生命体でも、東京に行くだけでもなにかしら、旅と同時に、くだらなくときめくように(比べるのもしつれいだけど)、小室さんの今回のことをかんがえると、人間として健康で、安心で、至極健全なことだと僕は思うのだけど、どうだろう。

 

一見、奥さんの介護と自分の体調不良を理由にしたような会見にニュースは見えてしまうのが残念。TWITTERが、人間は他人の心の弱さや痛みには鈍感で、人間は正義なんかでできてないよと、同情して叫んでいるのが、妙に新鮮だった。

 

長くなりそうなので、ひと言わせてほしい。小室さんは、音楽家なんだ。芸術家なんだ。
孤独で、どうしようもないうらぶれた夜に、暗闇の中できっかけを与えてくれるようなしごとをしてきたんだよね・・。

 

たとえば何万人の人が、小室哲哉&安室奈美恵の芸術に助けられただろう。

 

wow wow tonight 時には起こせよムーブメントができあがったときに、小室さんはヒットを確信したという。どんだけの若者がこの歌でストレスを発散しただろう。

 

Hey Hey Hey 時には起こせよムーヴメント
がっかりさせない期待に応えて 素敵で楽しい
いつもの俺らを捨てるよ
自分で動き出さなきゃ 何も起こらない夜に
何かを叫んで自分を壊せ!

 

倫理感や道徳観を人質にとって、ナイフを突きつけ、正義を振りかざす奴は音楽を聴く資格なんてないんだよ。

人間はもっと薄汚れているんだ、知っているだろう、そんなこと。もうやめようぜ・・。

 

小室さんが、孤高に立ち上がり

生き恥を晒しても、

イイ音楽を届けるために、再びたちあがる日を

まっています。

 

※お江戸の話しは次回につづきます。(笑)&(;゚ロ゚)

 

今日はこんなところです。

 

投稿者プロフィール

ワタナベ マサヤス
ワタナベ マサヤスライター & IT会社経営
 人生の楽しみに旅を選択したことに、1mmの後悔もない。旅先で飲む珈琲はなんでうまいんだろう、孤独と自由が握手する。飛蚊症でブログを休んでました。再開します(^o^) 

《プロフィール》
 海外旅行150回くらい、国内旅行は何回か忘れました。(笑)お遍路四国八十八カ所結願。片足はIT会社経営、もう片足は旅行を楽しむこと!
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